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アルミビジョンのブログ

某所から移転してきました。 主に音ゲーシミュ用の何かとDTM。

ROG ALLY買ったレポ
ASUS ROG ALLY、なんか結構売れてるみたいです。
私も良くない理由も含めた色々な理由で欲しくなり、先月末確保しました。
1か月ちょっと使ってみてメリット・デメリットが見えてきたので書き残しておきます。

メリット
・携帯ゲーム機として見ると負荷が高いゲームも遊べる
これはメーカー的にはあくまでゲーミングPCである、というところもあるのですが、
コンシューマー機では実質現状唯一といっていいSwitchに比べるとスペック限界がもう少し上にあるようで、
設定さえしっかりすれば2023年現在あるゲームはだいたい遊べます。

・FHDのタッチパネルがついている
物理サイズは7インチ程度ですが、かなり反応のいいタッチパネルが装備されています。
デメリットの方で後述する点もありますが、タッチパネルのおかげで想像よりは快適に操作できます。

・根本的にWindowsPCである
個人的にALLYで一番強かった要素はこれで、もうコンシューマー機やSteamなどに移植が望めないであろう、単品販売のゲームやフリーゲームの資産をそのまま生かすことができます。
また、やろうと思えばハンドヘルド/タブレットPCとしても生かせます。

・軽い
歴代のガチの携帯ゲーム機ほどではありませんが、ゲーミングノートを直接持ち歩くよりは間違いなくマシです。

・安い
税込み11万ちょっと。もし店頭で買えるのならばもう少し安く買えるかもしれません。


デメリット
・ゲーミングPCとして見るとスペックは厳しい
「上の方でスペックほめてなかったっけ?」とお思いかもしれませんが、
携帯ゲーム機としてはともかく、ゲーミングPCとして見ると頻繁に厳しいところが出てきます。
ALLYはオンボードグラフィックスで、物理メモリ16GBのうち4GBをGPUメモリ扱いするような仕様になっています。
このため、実際に使えるメモリスペースは12GBからシステム予約などのぶん小さくなっており、だいたい9~10GBと思ったほうがいいでしょう。
最近のゲームは極力メモリを食わない設定に変えるのは必須ですが、設定を変えるために一度ゲームの起動が必要だとどうしようもないことも。


・PCとしての操作が非常に面倒
詳細は省きますが、マウス操作がスティックなどで代替されています。もちろんキーボードもありません。
この操作性が悪く、画面の内部的な大きさもあって狙ったところをクリックするのは難しいです。
(キーボード含め、タッチ操作で代替可能ですがそれでも難しいものは難しい)
Windowsの機能でデスクトップのサイズを拡大することはできますが、そうすると……

・Windows11、およびCPUとの相性問題
これはどちらかというと遊ぶゲームに内在する問題ですが、ALLYはAMD系のCPUの上でWindows11が走っています。
なのでかなり古いゲームを遊ぶと、拡大鏡機能の存在が考慮されず表示がおかしくなったり、そもそもIntelのCPU前提の開発環境で作られたせいでまともに起動しなかったりします。
特にHSPで拡張DLLを大量に使って作られたフリーソフトで起きがちで、ソフト作者じゃなければ対処できない=詰みみたいなのがかなり起きています。

・人によってはSSD容量が不安かも
内蔵512GB。microSDで嵩増しは可能です。大作ゲームを入れっぱなしにするのは難しいかも。
私はSteamのゲームと一部絶対に消さないであろうほどにやり込んだゲームのみ内蔵に入れて、あとはmicroSDに逃がす運用をしています。

・USBポートが充電兼用の1か所しかない
もちろんハブで増設は可能ですが、充電しながら使えるUSBポートってそれなりに値が張るので……


といった感じで、(これはALLYに限らず各社の携帯ゲーム機っぽいゲーミングPCすべてに言えることなんでしょうが、)やりたいことを明確にして買うか買わないか決めないと文鎮になると思います。
コスパ自体は悪くないので、その辺踏まえた上で買うなら損はしないかな、と。

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