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アルミビジョンのブログ

某所から移転してきました。 主に音ゲーシミュ用の何かとDTM。

続・DDRの専用コントローラを修理したお話
この記事はちょっと前に投稿したDDRの専用コントローラを修理したお話の続編になります。
前回記事中にもある通り、専用コントローラとしての機能は復活させることができたのですが、
・マットズレの問題(滑り止めが不十分)
・騒音問題(下へのドスドス音+ビニールのクシャクシャ音)
・プレイ感問題(アクリル板では底上げが不十分)
の3つが課題として残っていました。
今回の改造では主にプレイ感問題の対策のため、いくつか追加で部材を買って改造を試みたので、
その結果を記しておきます。

なお、先に結論を書いておくと、前回と変わらず「メタルパッドとメタルパッドが使えるお家を買え」です。
あくまで住宅事情や予算の都合でマット専コンを改造する方向に進んだということはご理解の上ご覧ください。



◎6月25日
元々この日までも前回記事の状態の専コンで低難度を遊んではいたのですが、
いかんせんプレイ中のドスドス音がまだ下に響いてそうなレベルだなあと思い、
あまり積極的に遊べませんでした。
前回色々買ったときに静音クッションにもう一段強力なやつがあったことを思い出したので、
とりあえずそれに取り換えてどうなるか…
それと「パネルを踏んだ時の感触」の改善についてかなり冴えたアイデア(筆者比)を思いついたので、それを実践してどうなるかも気になったので、規模大きめの改造を試すことにしました。

この日は業務に余裕があったので、定時退社後いつものホームセンターに寄って以下の物を買ってきました。

まずは前回よりも厚い静音クッション。
なんか特級らしいです。目測でも前回のクッションより3倍くらい厚いので、これは効果を期待できそう。

もう一個はポリカーボネート材質の段ボール。
前回の修理過程をTwitterに垂れ流してた時に、アクリルの代わりにこの材質を使うことを提案頂いたのでそのまま採用させてもらいました。
ただこいつは衝撃態勢がないらしい(付属の説明書より)なので少し工夫します。


静音クッションは前のから新しいのに敷き替えたらそれで終了です。
実際に踏んでみると、確かにあまり響かなさそうな…というか弾力がすごい感じがしました。

古い静音クッションですが、底上げ用の材料に転用しました。
各ボタンの寸法を計測して、そのサイズに合うようサクサク切っておきます。
ちなみに実測した結果を書いておくと、
・〇×ボタン : 20cm × 20cm
・矢印ボタン : 27cm × 25cm
でした。
実際にはこの後の工程を見越して、縦横それぞれ1cmずつ短い長さで切っています。

その後、クッションと同サイズでポリカーボネートを切り、
両面テープで貼り合わせた後養生テープで端面を保護しました。
すごいパネルっぽい感じの底上げができました。
前述のとおりポリカーボネートはあまり衝撃に強くないらしいのですが、
廃材になった静音クッションを再利用して衝撃を緩和してくれることを期待しています。
(本当にそういう働きをしてくれるかはわからない)
この底上げを途中若干のけがをしながら6ボタン分作成。
そのまま専コン内に仕込みたかった…のですが、ここでまさかの両面テープ切れ
以降の作業は次の日以降に持ち越しです。

◎6月26日
夏バテしました。
帰宅後何もせずに寝たので進捗無し。以上。

◎6月27日
改めて、両面テープを補充して作業再開です。

まず、前回最後に専コンの全端面を養生テープで覆っていましたが、当然改造の邪魔なので一度取ってしまいます。

その後、今の一番上のボタンが印刷されているビニールと全面カーボンシートを接着していたのではがし、
ビニールを裏から見てボタン位置を確認しながら、底上げを貼り付けていきます。
カーボンシート損傷の恐れがあるのと、踏み心地がよりよくなることを期待して、
ポリカーボネートの面をビニールに合わせます。
(後知恵ですが、ここはどうにかしてカーボンシート状にボタン位置をマークした後

クッション側をカーボンシートに貼り付けたほうが踏み心地がよりよかったかもしれません)

そのあとはもう一度各シートを貼って組み直しなのですが、
今回は一番裏のビニール等のあまりは完全に不要なのが分かっているので、
養生テープを貼りやすくするために切ってしまいました。
このおかげでかなり綺麗に養生テープが貼れました。
ただし前回下側だけ養生テープがはがれていたので、念のため二重貼りで対策しておきました。
前回よりはかなり見栄えが良くなりました。


テストプレイとして、今回は自作パッケージの新足8くらいのソロ譜面をプレイ。
(ソロなのに新足ってどういうことだとか突っ込まないでください。そういうパッケージなんです)
前回修理時と比較すると、改善点としては
・硬いものが比較的表面のほうにあるおかげで踏んでる間隔がよくなった
同方向連打がとてもやりやすくなった!
 前回と比べると2歩目以降の感度が段違い
・ドスドス音は自覚レベルではかなりマシ
という感じです。一方で、
・クシャクシャ音は相変わらず
・プレイ中の専コンズレも改善なし
といった残り続けている課題もあり、また、
パネル風底上げが高すぎる、場合によっては途中で踏み外すことも
・↑も相まってスライドがほぼできない
といった新たな欠点も増えました。
が、総合的には現状のコントローラには満足しています。
◎追加費用
(※以下税込み、執筆時は消費税10%です)
・新クッション : \1,199
・ポリカーボネート段ボール板 : \1,639×2
・両面テープ : \384
計 : \4,861
(前回記事からの総計 : \7,293)
さすがによくわからない会社の新品マット専コンよりは高くなりましたが、
DXコントローラの定価よりはまだ安い…はず。

◎今後の展望
一応は「マット専コンのまま」修理・改善するのはこれで終わりかな…と思います。
もしかしたらパネル風底上げを少し低くするくらいはするかもしれませんが。

あるいは電気部品の知識を付け焼刃して、それとAC版のパネル(できればSolo筐体の)の寸法のデータを手に入れて、メタルパッドみたいなのを工作していった方がいいのかもしれません。
幸い専コンの内部構造を知ることはできましたし、例えば金属-穴あきスポンジ-金属の構造でパネルを作って配線すれば踏み心地は多少違っても静かなパッドができるかも…(妄想)

◎おまけ・雑な配線図
専コンの上についてる黒いプラケースを裏から開けて、
そのままの向きでコントローラ基板を見たときの簡易な配線図になります。
DDRの専コンは比較的単純なつくりなので、ボタン数が許すならこれをもとに別の音ゲーの専コンを制作していってもいいかも?

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