-
この記事はちょっと前に投稿したDDRの専用コントローラを修理したお話の続編になります。
前回記事中にもある通り、専用コントローラとしての機能は復活させることができたのですが、
・マットズレの問題(滑り止めが不十分)
・騒音問題(下へのドスドス音+ビニールのクシャクシャ音)
・プレイ感問題(アクリル板では底上げが不十分)
の3つが課題として残っていました。
今回の改造では主にプレイ感問題の対策のため、いくつか追加で部材を買って改造を試みたので、
その結果を記しておきます。
なお、先に結論を書いておくと、前回と変わらず「メタルパッドとメタルパッドが使えるお家を買え」です。
あくまで住宅事情や予算の都合でマット専コンを改造する方向に進んだということはご理解の上ご覧ください。PR -
急におうちで踏みゲーができる環境を作りたくなった哀れな男の奮闘録です。
2020年5月某日。
パンデミック化でどうしても外出が減ってしまい、運動機会は減っているのに食べる量は増え、
筆者は着実にデブまっしぐらでした。
そこで思ったのが「足でPulsenやれば運動になるしOutsiderの譜面のネタも拾えて一石二鳥では?」ということ。
幸い、某所で大量にPS1時代の中古DDR専コンが売られているのは知っていたので、
そこが営業しているのを確認後、諸々の対策をしながら店舗に向かい無事購入できたのでした。
ホクホクした思いで踏み心地改善用の部材を買いながら帰宅。
しかし、帰宅後動作確認をしている際に気づいてしまったのです。
「あれ、←パネルの入力が効かない?」
こうしてせっかく買った専コンはタンスの肥やしとなり、
筆者のデブ化は進行し続けるのでした。
パンデミック下の厳戒態勢が多少緩和され、仕事の都合外出機会も増えてきたので、
このままタンスの肥やしは肥やしのままにしておこうかと思いましたが、
梅雨入りでロクに運動できないのは事実なので、専コン改造を試みることにしました。
といっても、電子系の大学を出てるにもかかわらず回路関係はさっぱりなので、
「修理+簡単にできる改善」程度にとどめ、
タンスの肥やしから「とりあえず現足10程度はクリアできる程度の専コン」を錬成することをゴールと設定しました。
以下はその記録となります。
今日日真面目に分解して図解してるサイトなんてサーバごと消えてると思いますし、
同じようなことを考えた方は取っ掛かり程度に見ていただけると作業がはかどるかもしれません。 -
珍しくDTM関連の小技を書きます。
最近曲作りの中心をだんだんとDominoからFL Studioに移行していて、
現代的なDAWに移行したことでサンプリングだらけの曲を作ることができるようになりました。
そうするといっぱい音ネタを集めて使いたくなるのが人のサガなのですが、ここで微妙な問題が出てきます。
元々私はDomino時代からDAW向けの音ネタをVienaでサウンドフォント化してTimidityで鳴らすというアホな所業荒業を使っていたのですが、
その時から「1本のwavにいろいろと違う種類の音が入ってるタイプの音ネタ」(以下1本wavと略します)を扱うのに手間取っていました。
具体的に言うと
①Audacityに1本wavを読み込む
②使いたい部分だけ気合で切り取る
③エクスポートしてVienaでサウンドフォント化
というフローの作業をしていました。
ご覧いただいてわかる通り②がとんでもなく面倒な作業で、
ここをミスると開始・終了にノイズが入るわ素手作業だから手間がかかるわといいことがないです。
最初に上記の作業をやったのはそこまで音の多くないサンプリングCDで、
かつ素人目に「この部分だけ抜き出せばあとはピッチシフトでごまかせる」というのがわかってたのでギリ問題なかったのですが、
CD全体で音ネタが1000個近くあるサンプリングCDなんかだともうやってられなく…
この文章の最初のほうで書いた通り、DAWに移行した都合で音ネタを求めて古いサンプリングCDとか探したりするんですが、
古いサンプリングCDって大概がオーディオCDとして作られているので1本wavだらけで…
全部手動でやろうとするものならその時間で現状の手持ちで曲作った方がいいような気がしてきてしまうのです。
というわけでこの分割作業の自動化を試みた結果、
フリーソフトのAudacityである程度満足できる精度(※完璧とは言っていない)の自動分割ができるようになったので、
備忘録として書いておきます。
【手順】
※以下、Audacity自体の「たぶんわかるだろう」という操作については省略していますので、
わからない場合はお手数ですがマニュアル見てください。
①Audacityを起動する。
異常終了の自動保存データがあれば先に処理しておきましょう。
②分割したい1本wavを読み込む。
図で読み込んでるのはみんな大好きTechno Trance Essencialの一部です。
③一本wavの「無音レベル」を確認する。
無音レベルというのはざっくりというと「便宜上音が鳴っていない場所を何dBにしているか」ということです。
Audacityは何か波形を読み込むと最初は振幅そのままで表示されるので、
以下の操作で波形をdB表示に切り替えます。
これだけで判別がつかない場合はさらに以下の操作で波形を拡大するといいでしょう。
そうすると下図のような表示になります。
この1本wavの場合、無音レベルは-60dBくらいになります。
④Sound Finderを開く。
Audacityには「Sound Finder」という、音の鳴り始めと鳴り終わりを検出する機能が標準搭載されています。
これを使って1本wav内の音ネタを自動で探してやろうというわけです。
Sound Finderは以下の操作で開きます。
Sound Finderのウインドウが開いたら、とりあえず下図の設定を丸コピした後で、
③で確認した無音レベルを一番上の項目に入力します。
(※入力値は正負を反転させないといけないので注意!)
⑤Sound Finderを実行する。
実行すると、下図のように1本wavの下に「ラベルトラック」という名前で、
縦線がいっぱい入ったトラックが生成されます。
このトラックに音の鳴り始めと鳴り終わりのデータが入っています。
⑥分割後の音ネタを出力する。
ラベルトラックをクリックした後、以下の操作をします。
すると下図のようなウインドウが出てきます。
保存先フォルダの設定などをしたら、書き出しをクリックしましょう。
そのあとID3タグ入力画面が分割数だけ出てきますが、根気よくOKしつづければいつかは終わります。
⑦出力内容を確認する。
最後に、出力した音ネタはせめて使いたいものだけでもちゃんと再生して確認しておきましょう。
一発で想定通りに分割されてくれればいいのですが、
分割後の頭が切れてたり、1個の音ネタが2個に分裂したりということは十分あり得ます。
特に声ネタ系は多いです。
切れ方がおかしい場合はSound Finderの設定を変えてみましょう。
とりあえず無音レベルを上げ下げして改善が見られるか確認、
それだけで治らないなら上から2つめ(分割対象にする無音の長さ)を増減させてみましょう。
それでも治らないなら基本お手上げと考えたほうがいいです。
(上から3つめ/4つめの調整で治る可能性はありますが、
音ネタの頭が長すぎる/後ろに変な音が混ざる可能性があるのであまりお勧めはしません)
以上、「Audacityを使って1本wavのサンプリングを自動分割する方法」でした。
多分有料ソフトをちゃんと探せばもっと楽かつ精度よく分割する方法はあるとは思いますが、
諸々の事情でそれが叶わない場合はこの方法のことを思い出してくれると幸いです。 -
Twitter上で若干垂れ流してた話です。
〇まえがき
Steamで買ったDJMAX RESPECT Vをやってて、どうにも同時押しがうまくいかない、
というか特定の押し方をすると今押している以上の入力を拾ってくれなくなる?現象でイライラすることがよくありました。
大昔BMSをやってた時に「USBキーボードは入力数の制約がある」という話をぼんやりと見たことがあったので、
じゃあPS/2キーボード買うか…という発想になりました。
が。
今のPCはそもそもPS/2ポートがついておらず、その対処法が取れないのです。
何か方法はないか、と考えて思い当たったことが一つありました。
今は大ゲーミング時代。
競技向けゲーム用にあらゆるPCサプライが約1677万色に光って高性能化しています。
もしかしてワンチャンあるのでは?と思い、某ヨドバシのゲーミングコーナーに行って探してみたら、
USB接続にもかかわらずNキーロールオーバーを実現していると謳う製品がありました。
今後他のゲームをやるときのことを考えて、いっちょ人柱になってみました。
ということで、「USB接続のゲーミングキーボードで音ゲーはできるのか」
2週間ほど試してみた雑感の記事となります。
以下、手元動画とか用意できていれば各段落の文章の根拠になったのですが、
そんな設備なかったです。すいません。
一旦はタダの感想文としてお読みください。
なお、今まで使用していたキーボードはLogicoolのK120、
今回試したキーボードはHyperXのALLOY CORE RGBです。
前者は家電量販店ならどこでも売ってるやつで、後者はゲーミングキーボードとしてはかなり安めの物です。
-----
〇入力について
メインの問題たるこれから行きましょう。
結論だけ先に書くと、USBキーボードは基本的に6キーロールオーバーが限界です。
キーボードの入力についてはまず物理的な構造の問題があります。
詳しい話は電子回路が苦手なのでちゃんとした人にパスしますが、
キーボード上にずらっと並んでるキーの押下判定をするスイッチは回路簡略化のために何個かのグループでまとめて配線されています。
まとめてあるスイッチのうち一つでも押してしまうとそのグループは反応しなくなるイメージです。
物理的な問題なのでダメな時はPS/2接続キーボードでもダメです。
前のキーボードはゲームで使ううちの結構な量のキーが1グループにまとめられていたみたいで、キーを2つ押してしまうと追加で押しても反応がなくなってしまうので、
3つ押し以上がある譜面はもうあきらめて死ぬしかない状況でした。
これに関しては今のキーボードの導入でほぼ完全に改善されています。
もう一個の問題がUSBキーボードのドライバソフトの問題です。
Windows標準のUSBキーボードのドライバソフトはドライバソフトの都合上6キー以上の押し/放し判定をちゃんと認識できなくなります。
そして独自のドライバソフトでそれに対応しているキーボードなんてそんなにないです。
(現行量産品であったらコメントとかで教えてくれると助かります。なんせこれ書いてる当の筆者が欲しい…!)
今のキーボードもNキーロールオーバーを謳ってはいますが標準ドライバなのでこの制限は超えられていませんでした。
-----
〇遅延について
あらかじめ前のキーボードでStepManiaのグローバルオフセットを合わせておいて、
今のキーボードでそのままプレイしてみました。
特に遅延具合が変わったような印象はありませんでした。
おそらく標準ドライバのキーボード間だとそこまで変化はないんじゃないかと思います。
これに関してはどちらかというと音の出口のほうが大きく影響するのではないかと。
(オーディオインターフェースを通すよりRealtekドライバに直接音出す設定のほうが低遅延のような…
考察足りないのと今回のメインの話ではないので以下割愛します)
-----
〇その他、ゲームと関係ない細かい話
・ゲーミングキーボードである以上ピカピカ光ります。
これは仕方ない話。
・廉価なもの選んだせいだとは思いますが、光り方の制御を全部キーボードで入力しないといけません。
光具合を調整する時にショートカットみたいな入力を全部覚えていないといけないのでこれはかなり面倒。
嫌ならちゃんと高いの買いましょう。
・店頭で売っているゲーミングキーボードには101キーボード(日本語入力に対応していないキーボード)もあります。
通販だともっと増えます。
この記事を読んでるのはだいたい日本人だと思うので、
完全にゲーム専用機にするのでなければその辺ちゃんと確認してから買ってください。
-----
〇まとめ
Nキーロールオーバーのゲーミングキーボードがあればとりあえず同時押し関連の問題はすぐ解決できます。
同時押し数はどちらかというとUSBのドライバの機能で6キー以内に縛られてしまうので、
可能であればPS/2キーボードを選ぶか、独自ドライバを持つUSBキーボードを探しましょう(あるかわからないけど)。
結論として、同時押しが6以内で収まるゲームならUSBゲーミングキーボードでも十分遊べます。 -
2019年ももう1日なくなりました。
去年の例にならって、今年一年の振り返り記事を書きたいと思います。
【実社会編】
相変わらず守秘義務は多いのでかなりボカした書き方です。
・1~3月
多少部署再編はありましたが、とりあえず去年ラスト同様検証をやっていました。
開発部そのものが消滅する憂き目はありましたが、諸事情で検証は続けていました。
・4~6月
製造装置が工場建屋ごと変更になりました。は?
このあたりで慣れない装置を使ったりモノの都合で元の装置使ったりと、
混乱しか生まない状態でミスを連発して怒られまくって働くのが嫌になりました。
・6月後半~7月
このタイミングで念願の社員寮脱出を果たしました。
相変わらず残業が長いしそのせいで金使うところもないので、
それ前提で身分に対して良すぎる部屋を選びました。
が。
・8月~10月
上からのお達しで残業大幅削減。
時間ができたのはありがたいけど懐がヤバい…
・11月~12月
新卒入社時の同期が次々とやめ始めて虚無になり始めました。
もう開発やる気ないんだったら弊社に残り続ける意味ないんですけどね。
今の高すぎる部屋の契約違約金払いたくない(のと部屋自体はめっちゃいい)のであと1年半くらいは節約しつつ耐えねば…
【プライベート編】
・今年は3月のM3に一般参加していました。
相変わらずにファンタジー系と音ゲーっぽいの買いあさってました。
・10月くらいに遅すぎる盆休みができたときに、
四国に2泊3日の旅行に行っていました。
ノープランで徳島と香川回ってました。
次は愛媛と高知かな。
・仕事の事情で秋のM3に行けなかったのでその代わりというわけではありませんが、
11月末に「ピコピコパニック!」というライブイベントに参戦していました。
チップチューンは いいぞ。
・まともな育成やれるところまで気力持つかわかりませんがポケモン剣盾やってます(剣のほう)。
・Steamで買い物をすることがほとんどなくなってしまいました。
インディーゲーもバンバン移植してくれる都合、携帯モードで遊べるSwitchがほんと便利なんですよね…
・オフライン版REV.を除いて再びAC音ゲーをやることはないでしょう。
まだサービス中のどのゲームも私のようなのをターゲットにしてないことはこの一年でわからされました。
・セブンスコード買いはしたんですが…これぶっちゃけ「システムを音ゲーにしたプリコネ」だよな…?
サイバーパンクが刺さらない人には徹底的に刺さらないゲームなので大手を振ってお勧めはしません。
音ゲーとしての部分だけ見ても現状クロスビーツの代替には到底ならないレベルです。
・ソシャゲに関しては引き続ききららファンタジアをやってるのと、
最近サービスインしたデュエマのアプリやってます。
面倒なのでIDとかは貼りませんが、見かけたらよろしくしてやってください。
・来年は作曲の資料も兼ねて渋谷系とトイトロニカを重点的に掘りたいなあ。
平行してゴア/サイケとアイリッシュ系もいっぱい聴いていきたいです。
・ニューウェーブ掘るのは控え目になるかも…
詳細は言いませんが、ちょっとだけ嫌なことがあったのです。
【活動編】
・StepMania関係では、今年の4月30日で平成が終わることにひっかけた、
「Carve Our Footprint」というパッケージを製作しました。
パッケージ自体は胸を張れるものだとは思っていますが、
私の主催力とITG方面の知識があまりにも貧弱すぎて各参加者の皆様に何度も不快な思いをさせてしまったな…という後悔が残っています。
ともあれ、参加していただいた皆様、ありがとうございました。
・上記の影響で、タスクがさばききれなくなったのでOutsiderシリーズのほうが2年目にして若干縮小稼働になってしまいました。
とりあえず2作目「Dawn under New order.」と番外編を公開中ですので、
この文章を見て公開していることに気づいた方は正月中の手慰みにどうぞ。
・毎年恒例、ステマニアドベント。
今年も5曲出させていただきました。
調整したつもりではあったんですが、結果としてやり過ぎ感満載の譜面が何個かあるので、
パッケージ版配布までに何かしらナーフしようと思います。
毎年この場を作ってくれているmikansenseiさんには感謝です。
・6月の音けっと第三楽章は「Carve~」および引っ越しとバッティングしたので一般参加にとどめましたが、
12月の音けっと第四楽章は新譜「ゴアナイラーEP」を引っ提げて参戦しました。
今回はちゃんとテクノ/クラブジャンルで出したのでテクノ島にいたのと、
CD内でジャンル統一したのもあって内容をうまいこと説明できたのもあって、
ある程度手に取ってもらうことに成功しました。
ただ、相変わらず一般参加者との距離感がうまいことつかみきれず、
今回何回か強引に試聴させてしまったこともあったのは反省点です。
ともあれ、当日イベント来場いただいた皆様、
サークル参加なさっていた皆様、運営スタッフの皆様、
遅くなりましたがお疲れさまでした&ありがとうございました。
・上記のCDについて、去年は来れない人向けの配信にBandcampを使っていましたが、
今年からBOOTHの利用も始めました。
APOLLOが開催されるときは余裕があったら何かやるかもしれないのでその時はよろしくお願いします。
・今年何らかの形で公開した楽曲は、
配信1曲+CD3曲+コンピ参加2曲+ステマニ向け21曲で計27曲。
(ロング版とWIPはカウントに入れてません)
去年に比べると若干少ない?
・年末くらいからDTM環境を「シーケンサ+ハード音源」から「DAW+ソフト音源」に徐々に移行し始めているので、
来年頭くらいから慣れるまではそこまで目立って活動はできなさそうです。
何かしらイベントは出ようと思っていますが…
・Outsiderももうちょっと頑張ります。
全然手がついてませんが一応2月にパッケージ公開予定です。
という感じで、本年度のアルミビジョンはおしまいです。
また12時間後くらいにお会いしましょう。
それでは、本年もナイラーとアルミビジョンにお付き合いいただきありがとうございました。
2019年12月31日
ナイラー / アルミビジョン
実家にて。